USBIF4CWをお使いの際、不具合が生じた場合似たような事例がありましたらまずご確認ください。よくある質問と回答もご確認ください。不明な点がありましたら、ご連絡ください。
USBIF4CW Ver.1,Ver.2共通
症状 | 原因 | 処置 | 詳細 |
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USBIF4CWが使えない | 動作環境ではない | OSがWindows98/98SE/Me/NT/2000/XPであるか確認して下さい (Windows95では動作しません) | インタフェース仕様 |
PCに認識されていない | 導入を正しく行って下さい | インストール方法 | |
キット製作ミス | もう一度回路図などと見比べて下さい | Ver.2 キット製作手順 | |
パドル入力時に遅延が生じる | WindowsMe/XPでUSB-Keyer1.02以前のものを使用 | USB-Keyer1.03以降にして下さい | USB-Keyer |
動作がおかしい(完成品ご購入の方) | 配送時の振動による断線等 | お送り頂き、修理してお返し致します | |
回り込みによる動作不良 | 対策を施してください | 回り込み対策 | |
動作がおかしい(キットご購入の方) | 製作ミス | 再確認して下さい | Ver.2 キット製作手順 |
チップの初期不良 | テスタでチップのピンごとの電圧を調べてご連絡ください | ||
回り込みによる動作不良 | 対策を施してください | 回り込み対策 | |
送信時の動作不良 | 回り込み | フィルタを入れるなどの対策(Ver.2では対策済) | 回り込み対策 |
キーイングされない | フォトカプラの初期不良 | 代替品を遅らせて頂きますのでご連絡ください | フォトカプラによる動作不良 |
フォトカプラのスイッチング不良 | TLP521-2からTLP627-2に交換 | ||
zLog for Windowsで使えない | 対応バージョンではない | zLog for Windows ver 2.0s以降にする(パドル未使用時) | 対応ソフトウェア |
zLog for Windows ver 2.1d以降にする(パドル使用時) | |||
設定ミス | 操作方法も含めて再確認して下さい |
USBIF4CW Ver.2のみ
症状 | 原因 | 処置 | 詳細 |
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zLog for Windowsで使えない | zLog for WindowsがUSBIF4CW Ver.2に正式対応していないため | 早期に対応して頂くよう依頼しています | USBIF4CW Ver.2について |
FSKがおかしい | USBIF4CW Ver.2.0ファームウェアのバグ | 修正しましたのでチップを無料交換させて頂きます | USBIF4CW Ver.2について |
Windows 2000/XPで動作がおかしい | 現在究明中(動作するPCとそうでないPCが混在しているため難航) 多くの場合、Windows 2000/XP + OHCIの環境において確認されています |
主な症状としてUSB-Keyer1.04aやzLog for Windowsで数文字送出後に送出が停止する | USBIF4CW Ver.2について |
USBコントローラの確認方法 | |||
ボタン操作がわからない | 操作方法の再確認 | ご購入時付属の紙とボタン機能一覧を参照して下さい | ボタン機能一覧 |
KeyやPTTがONで固定された | Keyロックなどの操作をした | 操作方法の再確認やオールリセットなどで対応してください |
USBIF4CW Ver.2.2以降
症状 | 原因 | 処置 | 詳細 |
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パドル等が動作しない | USBIF4CWに設定が読み込まれていない | PC側でUSBIF4CW対応アプリ(zLog,MMTTY、UsbKeyer等)を一度起動してください。その後はUSBIF4CWにUSBケーブルから電源が供給され続ける限り有効です。 | |
zLog for Windows連係時にパドル入力がおかしい | zLog for Windows側でパドルOFFにしても設定が有効にならないので、zLog内蔵のキーヤとUSBIF4CW Ver.2.xインタフェース内蔵のキーヤが競合するため | USBIF4CW内蔵のキーヤON/OFF機能がサポートされました | zLog使用時のパドル設定 |
回り込み対策
回り込みに関しては、様々な状況ごとに原因が異なるため、一概にこうすればよいといった対策方法はありません。ですが、USBIF4CW Ver.2でも採用した対策と共に、それでも改善されない場合の対策として、効果があるかもしれないという方法を挙げておきます。
- 電源直近のコンデンサを4.7uF程度に変更する
- チップのVcc-Gnd間の最短距離に1uF程度のパスコンを配置する
- パドルラインにはR47Ω,C102(0.001uF)のフィルタを入れる
- ジャック部にC102を入れる
- ケースを金属にする
Trスイッチング版での回り込みは、ICのCW/PTT出力ピンとGND間にパスコンc102を入れてみる。フォトカプラ版でも対策としてみてもよいかもしれません。
特定バンドに合わせるならコンデンサのリード線を増減し、逆にブロードな特性ならC102とC103(0.01uF)を並列にすると効果があるかもしれません。
更に、以下の点にも気をつけると良いと思われます。
- ケース内の配線は撚り合わせる
- ケースに極力這わせる
- GNDを強化する
また、対策を強化するならば、小さなトランスを入れて、コンピュータと無線機を絶縁すると良いと思われます。
フォトカプラによる動作不良
フォトカプラの初期不良によりキーイングされない等の場合、フォトカプラの代替品を送らせて頂きます。
TLP521-2で動作しない場合、TLP627-2と交換することで対応させて頂きますが、トランジスタなしでフォトカプラのみ交換した場合、無線機の個体差によって動かない場合があります。これは、初期のバージョンではTLP521を0.1-0.3mA程度と、非常に少ない電流で駆動していたため、スイッチング不良が発生していたと考えられます。このような場合はPNPトランジスタ2SA1015を回路図のように加えてください。
その後、トランジスタで電流増幅し、1.2V-16mA程度で動作させた場合(ほぼ定格)、TLP521-2でも十分な電流が流せるようになり、多くのリグで動作可能となりました。現在のUSBIF4CW Ver.2は、これらの改良を施した回路を採用しています。