回り込みに関しては、ご利用環境など様々な状況ごとに原因が異なるため、一概にこうすればよいといった対策方法はありません。ですが、USBIF4CW Ver.2.xでも採用している対策と共に、その他の効果があるかもしれない対策方法を挙げておきます。
- 電源直近の電解コンデンサを4.7uF程度のものに変更する
- チップのVcc-Gnd間の最短距離に1uF程度のセラミックコンデンサ(パスコン)を配置する
- パドル入力ラインに抵抗47Ω・セラミックコンデンサ102(0.001uF)程度のRCフィルタを入れる
- Key・PTT出力ラインにサラミックコンデンサ102程度を入れる
- ケースを金属にする
- フェライトコア入りのUSBケーブルに変更する
Trスイッチング版での回り込みは、ICのCW・PTT出力ピンとGND間にセラミックコンデンサ102(0.001uF)程度を入れてみる。フォトカプラ版でも対策してみてもよいかもしれません。
ブロードな特性のフィルタとするならセラミックコンデンサ102(0.001uF)と103(0.01uF)を並列にすると効果があるかもしれません。
更に、以下の点にも気をつけると良いと思われます。
- ケース内の配線は撚り合わせる
- ケースに極力這わせる
- GNDを強化する
また、さらに対策を強化するならば、信号ラインごとに小さなトランスを入れて、コンピュータと無線機を電気的に絶縁すると良いと思われます。