USBIF4CW Ver.1は2002年1月に発表されました。このバージョンでは情報処理の大部分をPC上のソフトウェアで実現していました。このため、PCの処理能力が十分でなかったり、他のプロセスによって一時的な負荷が発生した場合に処理が間に合わなくなることがありました。結果として出力符号が乱れたり、パドル入力に対して遅延を伴う現象が発生しました。
このような問題点を解決するため、USBIF4CW Ver.2.0がハムフェア2003(2003年8月)で発表されました。まず、外観は樹脂ケースから金属ケースへ変わり、ボタンが4つ加わりました。このバージョン以降はCWキーヤをインタフェースに内蔵しています。また、PCからのコントロール時はCWキーイング処理の基本的な部分をデバイス側で行うことにより、安定した符号生成を実現できるように改良が施されています。その他のUSBIF4CW Ver.1との違いは、安定動作と操作性向上のために回路仕様の一部が変更されているという点です。
詳細についてはVer.1とVer.2の違いのページをご覧ください。