USBIF4CW Gen.3

USBIF4CW Gen.3は、デジタルモード・電話・電信などに対応するオールモードインタフェースです。これまでのUSBIF4CWに加え、ご要望の多かったデジタルモードへの対応、無線機コントロールへの対応をするため、本体内部に音声の入出力機能やシリアル通信機能を実装しました。PCとUSBIF4CW Gen.3はUSBケーブル1本で接続します。外部電源は不要です。

また、マイクを接続して無線機またはPCへ音声を取り込むこともできます。コンテストでの利用を視野に入れ、ボイスメモリ再生時にはマイク入力をミュートし、PCのWAVファイルによるオーディオ出力へ自動的に切り替わります。

外形サイズは、W108、D83、H26(mm)です。ただし、突起物は除きます。

ケーブル接続方法

USBケーブルでUSBIF4CW Gen.3のUSB端子とPCのUSBポートを接続します。

USBIF4CW Gen.3のKey-out端子と無線機のKey端子を接続します。USBIF4CW Gen.3のKey-out端子からは縦振り電鍵の信号が出力されますので、無線機のキーヤはオフにし、縦振り電鍵の設定にしておきます。この端子はフォトMOSリレーの2次側ですのでCWキーダウンの際にGNDと導通します。真空管式リグのマイナスキーイングにもそのまま接続できます。

パドルを使用する場合、USBIF4CW Gen.3前面のPaddle-in端子へ接続します。パドル側にはミニステレオプラグ(Φ3.5mm)が必要です。

RS-232C端子は±12Vレベルの信号です。TxD・RxD・GNDのみが結線されています。無線機やPC側ソフトウェアの設定でフロー制御をオフにしてお使いください。

Digital端子は無線機のACC端子やMIC端子などと接続します。デジタルモードや電話の送受信に利用できます。

Foot switch端子は必要に応じて接続します。信号入力の状態によってDigital端子内のPTT信号がオン・オフします。

対応ソフトウェアの設定

ドライバのインストール

USBIF4CW Gen.3の内部には4つのUSBデバイスが内蔵されています。それぞれ、USBハブ、USBシリアル変換、USBオーディオ、USBIF4CWです。

いずれのデバイスも通常は、Windows OSの標準ドライバが自動的にインストールされますが、お使いのPC環境によっては手動でインストールする必要がある場合があります。

FT-2232D (2ch USBシリアル変換) ← 2020/11/22以降
FT-232RL (1ch USBシリアル変換) ← それ以前
http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm
表の中からお使いのPC環境に合ったドライバを選択してダウンロードしてご利用ください。Windows OSであれば、カラム「Comments」にある「setup executable」をダウンロードすると便利です。

PCM2904/6 (USBオーディオ)
https://www.tij.co.jp/product/jp/PCM2906
サポート・ソフトウェアPCM290x USB Audio Filter Driver Installation Software (SLAC156.ZIP 3555KB)をダウンロードして解凍すると「i386」と「x64」フォルダが生成されます。それぞれ32ビット版OS用、64ビット版OS用ですので、PC環境に合ったドライバを選択してご利用ください。

USBシリアル変換 (仮想COMポート)

デバイスマネージャーの項目「ポート(COMとLPT)」でUSBIF4CW Gen.3に割り当てられた2つのCOMポート番号を確認できます。

USBシリアル変換の仮想COMポート番号は、デバイスマネージャで変更することが可能です。お使いのソフトウェアに合った番号を指定してお使いください。

USBオーディオ

コンテストログソフトウェアなどでボイスメモリ再生をする場合や、デジタルモード用ソフトウェアで変調したAF信号を無線機へ送りたい場合は、それぞれのソフトウェアでオーディオ出力デバイスとして、USBIF4CW Gen.3内蔵のUSBオーディオを選択します。

USBオーディオについて、Windows OSやソフトウェアによっては優先的に使用するデバイスとして指定しておく必要がある場合があります。

デジタルモード用の外部インタフェースドライバ(EXTFSK)について

MMTTYおよびMMVARIではUSBIF4CW専用の外部インタフェースドライバEXTFSK(usbif4cw.fsk)を使用することでUSBIF4CWによるFSK出力とPTT制御が可能です。

これまでに、USBIF4CW単体用の設定がされている場合、そのままではUSBIF4CW Gen.3でPTT制御はできますがFSK制御ができません(FSKではなく、CWのLEDが点滅するはずです)。これは、USBIF4CWではKey-out端子からCWとFSK信号の両方が出力されていましたが、USBIF4CW Gen.3では、CWとFSK信号は別の端子から出力するようになったためです。

外部インタフェースドライバ(EXTFSK)は、Ver. 0.04a以降のものをインストールしてご利用ください。USBIF4CW Gen.3用の外部インタフェースドライバ(EXTFSK)は下記から入手できます。
http://nksg.net/extfsk/extfsk004a.zip
設定方法は下記リンクをご参照ください。
http://nksg.net/usbif4cw/software/

無線機の端子仕様

USBIF4CW Gen.3にはUSBケーブルのみ標準添付されていて、それ以外のケーブルは付属していません。無線機の端子仕様は機種ごとに異なりますので、無線機の取扱説明書や無線機の端子仕様のページをご参照ください。

追加の接続ケーブルなどは下記からご注文いただけます。

USBIF4CW Gen.3配線

USBケーブルでUSBIF4CW Gen.3のUSB端子とPCのUSBポートを接続します。

USBIF4CW Gen.3のKey-out端子と無線機のKey端子を接続します。USBIF4CW Gen.3のKey-out端子からは縦振り電鍵の信号が出力されますので、無線機のキーヤはオフにし、縦振り電鍵の設定にしておきます。この端子はフォトMOSリレーの2次側ですのでCWキーダウンの際にGNDと導通します。真空管式リグのマイナスキーイングにもそのまま接続できます。

パドルを使用する場合、USBIF4CW Gen.3前面のPaddle-in端子へ接続します。パドル側にはミニステレオプラグ(Φ3.5mm)が必要です。

RS-232C端子は±12Vレベルの信号です。TxD・RxD・GNDのみが結線されています。無線機やPC側ソフトウェアの設定でフロー制御をオフにしてお使いください。

Digital端子は無線機のACC端子やMIC端子などと接続します。デジタルモードや電話の送受信に利用できます。

Foot switch端子は必要に応じて接続します。信号入力の状態によってDigital端子内のPTT信号がオン・オフします。

制限事項・不具合情報

電源容量について

解決済み(2016年9月13日)

Windows 10、8.1、8を搭載する一部のPCでUSBIF4CW Gen.3を接続すると、電源容量が不足する旨のエラーが表示されることがあります。デバイスマネージャを開くと「USB Composite Device」などと表示された項目に黄色いアラートのアイコンが表示されます。この状態のままでは、USBオーディオデバイスが無効のままですので使用できません。

エラー表示

USBIF4CW Gen.3は電子回路が新しく追加されていますので従来のUSBIF4CWよりも容量が大きい電源を必要とします。使用方法にもよりますが、5V/180mA以上の電源供給が必要です。USB2.0規格では5V/500mA、USB3.0規格では5V/900mAと定められていますが、PCによってはこれらを満足する電源を供給しない場合があります。もし、電源不足となる場合は、以下をお試しください。

  • USB3.0ポートなど別の電源容量が大きなUSBポートへ接続する。
  • セルフパワーの(外部電源を供給できる)USBハブへ接続する。
  • Y字型の電源補助ケーブル付きUSBケーブルを使う。
  • USBIF4CW Gen.3の電源周辺の回路を修正する(2016年9月13日以前の頒布分)。
    → 回路修正を希望される場合はお問い合わせフォームからお知らせください。2016年9月13日以降にお届けしたUSBIF4CW Gen.3では、この対策を実施していますので修正は不要です。

多くの場合はUSB3.0ポートへ接続することで解消されますが、電源供給が不十分な場合は引き続きエラーが表示されたり、デバイスの状態が不安定になったりすることがあります。

USBIF4CW Gen.3をお使いのかたから、電源容量についてレポートがありましたのでお知らせします。

  • Lenovo H505s(AMD E2-1800、Windows 8.1[64ビット版]、ACアダプタ駆動)と、dynabook RX3 SM240E(Windows 10)で、「USBハブの電力供給能力の超過」エラーが表示されてUSBオーディオが正常に動作しない(2015/8/9)。
  • Lenovo H505s(AMD E2-1800、Windows 8.1[64ビット版]、ACアダプタ駆動)について、USBIF4CW Gen.3の接続先をUSB2.0ポートからUSB3.0ポートへ変更したところ正常に動作するようになった(2015/8/10)。
  • ThinkPad X200(Windows 8.1)で、電源容量不足のエラー表示が出て動作しない(2015/9/15)。
  • ELECOM U2H-TZ410SBKとWindows 8.1(64ビット版)で電源容量不足のエラー表示が出て動作しない(2015/11/3)。
  • 自作PC(ASUS P8Z68-V/GEN3)に接続したUSBハブ(Buffalo BSH4A01)とWindows 10(64ビット版)で電源容量不足のエラー表示が出て動作しない。マザーボード上のUSB3.0ポートへ変更したところ正常に動作するようになった(2016/5/15)。
  • ELECOM U2H-Z7SBKとWindows 10(64ビット版)で正常動作した(2016/5/24)。
  • ELECOM U2H-A4SBKとWindows 10(32ビット版)で電源容量不足のエラー表示が出て動作しない(2016/6/2)。
  • ノートパソコン(ASUS K53U、Windows 7からWindows 10 HOMEへのアップグレード)で「USBハブの電力が足りません」の表示が出てUSBIF4CW Gen.3内部のUSBオーディオデバイスが使用できない(2016/8/29)。エレコム製USB3.0ハブ(U3H-A408SBK)に接続しても状況が改善されない(2016/9/16)。USBIF4CW Gen.3の電源周辺の回路を修正したところ、正常に動作するようになった(2016/10/8)。
  • Windows 10(32ビット版)のノートPCで「電源容量が不足している」旨の警告が出て、DSCWによるCW送信は問題ないものの受信音が入力されない。セルフパワーのUSBハブを試したが改善されない。デバイスマネージャを開くと「USB Composite Device」と表示された項目に黄色いアラートが表示されている(2016/10/16)。USBIF4CW Gen.3の電源周辺の回路を修正したところ、正常に動作するようになった(2016/10/21)。

デジタルモード用の外部インタフェースドライバ(EXTFSK)について

MMTTY、MMVARIおよびMMSSTVではUSBIF4CW専用の外部インタフェースドライバ(EXTFSK)を使用することでUSBIF4CW Gen.3を制御できます。MMTTYとMMVARIではFSK制御信号とPTT制御出力を、MMSSTVではPTT制御信号を出力します。

これまでに、従来のUSBIF4CW用の設定がされている場合、そのままでもUSBIF4CW Gen.3によるPTT制御信号を出力できますがFSK制御信号を出力できません。ソフトウェアからの制御に合わせてFSKではなくCWのLEDが点滅するはずです。これは、USBIF4CWではKey-out端子からCWとFSK信号の両方を出力していましたが、USBIF4CW Gen.3では別の端子から出力するようになったためです。CWとFSK信号はそれぞれCW-out端子とDigital端子から出力します。

外部インタフェースドライバ(EXTFSK)は、Ver. 0.04a以降のものをインストールしてご利用ください。USBIF4CW Gen.3用の外部インタフェースドライバ(EXTFSK)は下記から入手できます。
http://nksg.net/extfsk/extfsk004a.zip
設定方法は下記リンクからそれぞれのソフトウェアの項目をご参照ください。
http://nksg.net/usbif4cw/software/

デジタルモードでのオーディオ出力機能について

解決済み(2020年11月22日)

古いバージョンの外部インタフェースドライバ(EXTFSK)や仮想COMポートドライバを使用すると、USBIF4CW Gen.3背面のDigital端子からPTT制御はできますがUSBオーディオデバイスの再生音声はDigital端子内のオーディオ出力(1番ピン)からは出力されません。これは、USBIF4CW Gen.3は音声ソースを2つ持っていて、常時はUSBオーディオの出力ではなく、USBIF4CW Gen.3前面のMIC端子への入力が内蔵アンプで増幅されたものを出力するためです。音声ソースをUSBIF4CW Gen.3前面のマイク入力からUSBオーディオの再生音声へ切り替えるためには内部アナログスイッチを制御する必要があります。

現在のところ、この音声ソース切り替え制御に対応しているドライバは下記のとおりです。

これらのソフトウェアでは、PTT制御信号(USBコントローラチップのポートP02)の出力と連動して音声切り替え制御信号(USBコントローラチップのポートP03)を出力することで、USBIF4CW Gen.3背面のDigital端子内のオーディオ出力(1番ピン)から出力されるオーディオソースをUSBオーディオの出力へ切り替えます。

USBIF4CW Gen.3をお使いのかたから、外部インタフェースドライバの動作についてレポートがありましたのでお知らせします。

  • MMTTYでのAFSK、MMSSTV、MMVARIでのFSK以外のモード、それぞれでUSBIF4CW Gen.3のDigital端子の1番ピンからPCのオーディオ再生音が出力されない(2015/6)。EXTFSKによるPTT制御時にPCのオーディオ再生音を出力すべきところをUSBIF4CW Gen.3のMIC端子の入力が出力されていました。外部インタフェースドライバ(EXTFSK) Ver.0.04aでこのバグへの対処をおこないました(2015/6/6)。

ボイスメモリ再生機能について

USBIF4CW Gen.3をお使いのかたから、ボイスメモリ再生機能についてレポートがありましたのでお知らせします。

  • CTESTWINでボイスメモリ再生時にPTT制御はされるが音声が再生されない(2015/8/10)。対応済み(2016/10/25)

現在のところ、この機能はCTESTWINおよびzLogでのボイスメモリ再生時のWAVファイル再生音声でのみ有効です。USBIF4CW連携 for HAMLOGを起動時、HAMLOGでCQマシーンを再生した際にも同様の問題があります。

次回の開発者向け制御ライブラリアップデート時に対応ソフトウェアから簡単に制御できるように専用コマンドを用意する予定です(2015/8/10)。現状の開発者向け制御ライブラリでも、usbif4cwWriteData()関数でP03ポートのオンオフ状態を制御することで音声ソースの切り替えは可能です(2015/9/27)。

オーディオ出力レベルの調整について

USBIF4CW Gen.3を初めてPCへ接続した時に、スピーカ音量がミュートされていたり低いレベルにセットされていることがあります。このような場合はWindowsの音量プロパティを確認して、なるべく高いレベルにセットします。USBIF4CW Gen.3のAF OUTもなるべく高いレベルにセットし、無線機のMIC GAINはなるべく低いレベルにしてください。無線機のMIC GAINが大きいと、USBIF4CW Gen.3内部のノイズを増幅してしまうことがあります。

ボイスメモリ再生後にポップノイズが発生する不具合

解決済み(2016年9月13日)

USBIF4CW Gen.3のDigital端子のオーディオ出力について、zLogなどでボイスメモリを再生し終わった時に「プツッ」というポップノイズが発生することがあります。アナログスイッチが、オーディオソースをUSBオーディオデバイスの出力から、USBIF4CW Gen.3のMIC端子に入力された音声へ切り替える際に発生します。

USBオーディオデバイス(PCM2904)のオーディオ出力部分周辺の回路を修正することで解消できます。回路修正を希望される場合は、お問い合わせフォームからお知らせください。2016年3月20日~2016年9月12日にお届けしたUSBIF4CW Gen.3が対象となります。2016年9月13日以降にお届けしたUSBIF4CW Gen.3には、この対策を実施していますので修正は不要です。

無線機のコントロールについて

USBIF4CW Gen.3背面にある無線機コントロール用のRS-232C端子の接続について、当方では、MARK-V FT-1000MPとUSBIF4CW Gen.3のRS-232C端子をシリアルストレートケーブルで接続し、情報の送受信ができることを確認しています。PC環境はWindows 8.1およびXPと、zLog for Windowsの組み合わせです。

USBIF4CW Gen.3のRS-232C端子はTxDとRxD、GNDのみを結線しています。PCソフトウェア側、無線機側とも「フロー制御しない」設定にしてお使いください。

USBIF4CW Gen.3をお使いのかたから、その他の無線機での動作についてレポートがありましたのでお知らせします。

  • ICOM製の無線機へCI-Vの簡易ケーブル(昔の携帯電話用データケーブルを改造したもの)で接続したところ、情報の送受信ともできないとのレポートがありました(2015/5/21)。
  • TS-590へシリアルストレートケーブルで接続したところ、情報の送受信ともできないとのレポートがありました(2015/5/21)。
  • TS-570へシリアルストレートケーブルで接続したところ、ハムログ→無線機の通信は稀に可能、無線機→ハムログの通信ができないとのレポートがありました。その時の設定はボーレート38400、ストップビット1です(2015/6/3)。RTS信号とCTS信号の処理に問題がありましたので、USBIF4CW Gen.3の回路を修正しました。2015/6/6以降に発送したUSBIF4CW Gen.3では対処済みです。それ以前のものをお使いのかたで改造を希望されるかたはお知らせください。

さまざまな無線機をコントロールするためのケーブル接続方法、動作検証については、随時、情報を追加していく予定です。

CW Speed調節ノブについて

現在のところ調節ノブの操作に対応しているソフトウェアは、USBIF4CW連携for HAMLOGのみです。ソフトウェア開発者用の制御ライブラリを公開予定です。

よくある質問

仕様・機能

Q
これは何ですか
A

USBケーブル1本でPCと接続するタイプのデジタルモード、CW用インタフェースです。ノート型PCなど、オーディオ端子やRS-232C端子を装備していないPCに最適です。

Q
このインタフェースにはどのような機能がありますか
A

従来のUSBIF4CWによるPCからのCWキーイングやパドル操作に加え、USBオーディオを内蔵することでFT8などの新しいデジタルモードに対応します。また、RS-232C端子による無線機のコントロールに対応しています。

Q
digiaidとの違いは何ですか
A

digiaidはデジタルモードの変調音声をPCとやりとりするために配線が必要ですが、USBIF4CW Gen.3にはUSBオーディオが搭載されていますのでその配線が不要です。また、一部のデジタルモードでは無線機の周波数などをPCからコントロールする必要がありますが、digiaidにはその機能がありません。USBIF4CW Gen.3ではRS-232C端子を使って無線機をコントロールできます。

Q
USBIF4CWとの違いは何ですか
A

内蔵エレクトリックキーヤのCW速度を調整するためのダイヤルがあります。従来のUSBIF4CWはCWモードにしか対応できませんが、USBIF4CW Gen.3はデジタルモード運用にもお使いいただけます。

Q
他社のインタフェースとの違いは何ですか
A

USBIF4CWを組み込んでいるため、対応するPCソフトウェアからもCWキーイングできます。また、外部からのマイク入力ができます。ダイナミックマイク、コンデンサマイクに対応します。

Q
動作環境を教えてください
A

Windows XP以降のWindows OSを搭載したPCで動作します。内蔵しているデバイス自体は他のOSにも対応します。詳細はUSBIF4CW Gen.3の作品案内をご覧ください。

Q
どのような回り込み対策をしていますか
A

CW、PTT、FSK信号はフォトMOSリレーを介して出力しています。また、無線機との変調音声の入出力にはトランスを介しています。さらに、RS-232C信号は絶縁型RS-232トランシーバを使ってアイソレーションしています。USBコネクタ周辺にコモンモードチョークコイルを入れるなどの対策をしています。

Q
CWの解読はできますか
A

USBIF4CW Gen.3単体ではできません。音声情報をPCへ取り込んで、CW解読用のソフトウェアをお使いください。

Q
マイナスキーイングに対応していますか
A

真空管式の無線機のマイナスキーイングに対応できます。使用しているフォトMOSリレーの仕様は350V0.12Aです。

Q
大きさ・重さはどれくらいですか
A

大きさは、幅108mm、奥行き80mm、高さ26mmです。いずれも突起物を除きます。また、重さは約*gです。

Q
接続ケーブルは付属しますか
A

USBケーブルが付属します。デジタルモード接続ケーブル、リグコントロールケーブルは無線機の端子仕様に合ったものをご用意ください。

使い方・接続方法

Q
ドライバのインストールは必要ですか
A

USBIF4CW Gen.3をPCへ接続すると、通常はWindows OSの標準ドライバが自動的に読み込まれて設定されますので、手動のインストール作業は必要ありません。何らかの理由によってドライバが自動的にインストールされなかった場合は手作業でデバイスドライバをインストールをしていただくことになります。インストール方法はこちらをご覧ください。

Q
どのような対応ソフトウェアがありますか
A

対応ソフトウェアはこちらをご覧ください。

Q
無線機との接続方法を教えてください
A

無線機の端子仕様に合ったケーブルをご用意ください。無線機とUSBIF4CW Gen.3の接続方法はこちらをご覧ください。適合するケーブルはこちらで確認できます。

Q
PCとの接続方法を教えてください
A

A-BタイプのUSBケーブルをご用意ください。PCとUSBIF4CW Gen.3の接続方法はこちらをご覧ください。

Q
デジタルモード運用のためのケーブル接続を教えてください
A

無線機の端子仕様に合ったケーブルをご用意ください。無線機とUSBIF4CW Gen.3の接続方法はこちらをご覧ください。適合するケーブルはこちらで確認できます。

Q
無線機をコントロールするためのケーブル接続を教えてください
A

無線機の端子仕様に合ったケーブルをご用意ください。無線機とUSBIF4CW Gen.3の接続方法はこちらをご覧ください。適合するケーブルはこちらで確認できます。

Q
内蔵サイドトーンの音量を調整したい
A

USBIF4CW Gen.3背面にあるボリュームで調整してください。左へ回し切ると消音します。

Q
デジタルモード運用のための変更申請の書き方を教えてください
A

お使いのPCや無線機、運用するモードに合わせて資料を作る必要があります。現在のところご案内できる資料は準備できていません。

不具合・制限事項

Q
PCに認識されません
A

PWR-LEDが点灯しない場合、PCにUSBIF4CW Gen.3が認識されていませんのでPCの別のUSB端子への接続をお試しください。USB仕様は複数あり、一部の端子では動作しない場合があります。あるいは、デバイスマネージャーでエラー表示が出る場合はデバイスドライバのインストールがうまくできていない可能性があります。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
回り込みするのですが
A

電波を出さない状態でも不具合が発生するようでしたら、高周波ノイズの回り込みではなく他の問題がありそうです。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
パドルを操作しても反応しません
A

何らかのUSBIF4CWの対応ソフトウェアを起動すると内蔵エレクトリックキーヤが動作を開始します。USBIF4CW Gen.3をPCへ接続しただけでは内蔵エレクトリックキーヤは動作しません。一度エレクトリックキーヤが起動すると、対応ソフトウェアは終了させても差し支えありません。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
パドル操作時に反応が遅延します
A

PTT前ディレイは適切な数値になっているでしょうか。あまりに大きな数値が設定されていると、1点目に大きな遅れが生じます。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
内蔵サイドトーンが鳴りません
A

内蔵サイドトーンが鳴動するのは、内蔵エレクトリックキーヤが作動しているときです。対応ソフトウェアがUSBIF4CW Gen.3へ文字コードを送るタイプであればサイドトーンが鳴動しますが、キーイングのOnOffタイミングを制御するタイプであればサイドトーンは鳴動しません。また、USBIF4CW Gen.3のサイドトーンボリュームは適正でしょうか。Q*もご確認ください。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
短点(または長点)のCW符号しか出ません
A

CW-LEDは長短点に合わせて光っているでしょうか。それにも関わらず無線機が短点(または長点)だけを送出する場合は、無線機のエレクトリックキーヤがオンになっています。USBIF4CW Gen.3は縦振り電鍵の信号を出力しますので、無線機のKey端子は縦振り電鍵の設定でお使いください。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
RS-232C端子で無線機をコントロールできません
A

ボーレートが無線機と合っていることとをご確認ください。無線機側でフロー制御の設定がある場合はオフにしてください。詳しくはUSBIF4CW Gen.3の作品案内をご覧ください。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
電源容量が不足している旨の警告が出ます
A

現在のUSBIF4CW Gen.3では警告が表示されることはありません。詳しくはこちらのページをご覧ください。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
CW Speed調節ノブを操作してもWPM速度が変わりません
A

対応ソフトウェアは何でしょうか。USBIF4CW Gen.3の内部エレクトリックキーヤを使わないタイプの制御をしている場合、WPM速度の変更に対応していないことがあります。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
MMTTY・MMVARIでFSK信号が出ない
A

従来のUSBIF4CWと設定方法が異なります。詳しくはこちらのページをご覧ください。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
RTTY(FSK)の送信符号が逆になります
A

無線機とUSBIF4CW Gen.3でキーイングの極性が逆になっているようです。USBIF4CW Gen.3側では変更できませんので、無線機側で設定を変更してみてください。詳しくはこちらのページをご覧ください。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
デジタルモードで変調が掛からない
A

通常時、USBIF4CW Gen.3の音声出力は全面パネルへのマイク入力になっています。これをPCが再生した音声へ切り替えるにはアナログスイッチを切り替える必要があります。アナログスイッチの切り替えには、USBIF4CWチップの*番ピンを使う方法と、仮想COMポートのRTS信号ピンを使う方法があります。設定方法はそれぞれの対応ソフトウェアの設定を説明しているページをご覧ください。なお、初期のUSBIF4CW Gen.3はFT8などの新しいデジタルモードに対応していませんでしたのでCOMポートを追加することができます。詳しくはこちらのページをご覧ください。もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
FT-817の設定がうまくいきません
A

もし、不具合が解消しない場合は点検・修理させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。

購入方法

Q
購入方法を知りたい
A

Webから購入できます。こちらの作品リストをご覧ください。また、ハムフェアや関西アマチュア無線フェスティバルなどいくつかのイベント出展することがあります。ご購入については、こちらのページをご覧ください。

Q
代金の支払い方法を知りたい
A

銀行振り込みのほか、PayPayアプリからの個人送金とさせていただいています。代引きには対応していません。ご購入については、こちらのページをご覧ください。

Q
COMポート追加モジュールを購入したい
A

2020年11月22日よりも前のバージョンにはCOMポートが1つだけ実装されています。このモジュールを組み込んでCOMポートを追加することでFT8などの新しいデジタルモードに対応できます。詳しくはこちらのページをご覧ください。

Q
キット販売の予定はありますか
A

キットをご用意する予定はありません。

Q
納期を教えてください
A

基板や部品の在庫状況によりますが、納期に1か月ほど要します。

Q
間違って購入したのですが交換できますか
A

未使用の場合に限り交換させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。ご購入については、こちらのページをご覧ください。

Q
海外への発送は可能ですか
A

個別に対応させていただきますので、お問い合わせフォームからご連絡ください。ご購入については、こちらのページをご覧ください。

Q
発注したのにメールが届きません
A

なるべく24時間以内にお返事できるよう心掛けていますが、状況によって2~3日掛かることがあります。ご購入については、こちらのページをご覧ください。

Q
電話やメールで注文することはできますか
A

仕様や数量の間違いを防ぐため、電話やメールでのご注文はお断りしています。ご購入については、こちらのページをご覧ください。

Q
運送会社は指定できますか
A

ご利用いただける発送方法はこちらでご確認ください。ご購入については、こちらのページをご覧ください。

Q
消費税は掛かりますか
A

消費税はいただいていません。ご購入については、こちらのページをご覧ください。

Q
インボイスに対応していますか
A

インボイスには対応していません。インボイス対応の領収書や明細書類が必要な場合、商社を経由するなどしていただけますようお願いします。ご購入については、こちらのページをご覧ください。

修理・点検

Q
保証期間はありますか
A

特に決めていません。初期不良についてはなるべく早く、お問い合わせフォームからご連絡ください。

Q
修理や点検はしてもらえますか
A

不具合・制限事項の項目もご覧いただき、解決しない場合はお問い合わせフォームからご連絡ください。