Logger32とUSBIF4CWを連携動作させるソフト
特徴 | 仕様 | 動作環境 | 使い方 | ダウンロード | Q & A | 更新履歴 |
「USBIF4CW連携 for Logger32」は、USBIF4CWがLogger32と連携してCW送信するソフトウェアです。このソフトウェアを導入すれば、USBIF4CWと組み合わせてLogger32のCW Machine相当の動作が可能になります。実装機能や操作性は「USBIF4CW連携 for HAMLOG」とほぼ同じです。
これまで、USBIF4CW専用の仮想COMポートドライバを導入することで、USBIF4CWをCOMポートに見立てることでLogger32からCW送信やFSK送信、PTT制御に利用できる場合がありました。しかし、Windows Vista以降のOSではこのドライバが動作しないため、ご不便をお掛けしていました。
MMTTYエンジンでのFSK送信、PTT制御については、これまでどおり外部キーイングドライバ(EXTFSK)を設定してお使いください。現在のところ、MMVARIエンジンのPTT制御には対応できておらず、引き続き連携方法を検討しています。なお、このソフトウェアを使用するためには、USBIF4CW Ver.2.0以降が必要です。
「USBIF4CW連携 for Logger32」 Ver.1.00a のスクリーンショット
特徴
Logger32のログ入力ウィンドウにCW送出の機能を付加できます
繰り返しCQメッセージを送出するCQビーコン機能や、ラバースタンプQSOを簡単にするCW定型メッセージ送出などの機能を付加します。
応答モードと呼び出しモードを使い分けられます
F1~F12キーまでの12種類のCW定型メッセージを2バンク分、合計24個のメッセージを利用できます。例えば、F2キーに「$C UR $R [KN]」と登録しておけば、Logger32のログ入力ウィンドウでJG5CBRと入力した状態でF2キーを押下すると「JG5CBR UR 599 KN」をCW送出します。メッセージバンク「応答」と「呼出」を切り替えたい時は、Logger32のログ入力ウィンドウ内で[Ctrl]+[Shift]+[F]を操作するか、USBIF4CW連携 for Logger32の画面内で[Shift]+[F]を操作します。
Logger32のログ入力ウィンドウのまま操作できます
コールサインやRSTの情報をLogger32のログ入力ウィンドウから取得するため、CW送出用の別のソフトウェアへ情報をコピー&ペーストするなどの煩わしさがありません。Logger32のログ入力ウィンドウで交信の情報を記録しながらフォーカスを移さずとも、F1~F12キーを使ってCW定型メッセージを送出できます。
CW逐次送信機能を使って任意のCWメッセージを送出できます
「USBIF4CW連携 for Logger32」のCW逐次送信ウィンドウでタイプした文字は、そのままCWメッセージとして送出されます。パドル操作によるエレクトリックキーヤ機能も同様です。
CW一括送信機能を使って任意のCWメッセージを送出できます
「USBIF4CW連携 for Logger32」の「CWメニューバー」を表示すると現れるエディットボックスにタイプした文字は、すぐには送信されません。「送信」ボタンを押すか「Enter」キーを押下するとCWメッセージを一括送信します。
仕様
Logger32との連携
相手局コールサイン(Call)、RSTレポート(Sent)、運用モード(Mode)の情報を自動取得。
USBIF4CWによるCW出力
CWおよびPTT制御(前後ディレイ付き)、エレクトリックキーヤ機能(別途パドルが必要)
最大24種類のCW定型メッセージ
F1~F12キーまでの12種類のCW定型メッセージを2バンク分、合計24個のメッセージを記録・送出可能
マクロによる文字列展開
自局コールサイン($M)、相手局コールサイン($C)、RSTレポート($R)、送信ナンバ($N)、相手局の名前($A)、あいさつ[GM/GA/GE]($G)
CWタッチコーディング
任意文字を逐次送出(半角アルファベット、半角カナ、記号)
CWビーコン
F1メッセージをビーコン送出(CQ間隔は可変)
CW送信速度の変更
10~50 WPMまでを可変
パドル入力した文字の復号
パドルで入力したCW符号を文字列を復号 (要、USBIF4CW Ver.2.4以降)
動作環境
PC |
|
OS | Windows 8 / 7 / Vista / XP / 2000 / Me / 98SE下記の日本語版OSで動作確認をしています。
その他のOSでの動作は未確認です。お問い合わせフォームから情報をお寄せください。 |
Logger32 | Logger32 Version 3.46.0以降(*1)動作テストはVersion 3.46.0でおこないました。 |
USBIF4CW | USBIF4CW Ver.2.0以降。現在のところUSBIF4CW Ver.1では使用できません。 |
*1「Logger32」はK4CYが開発したログソフトです。最新情報は、こちらから入手してください。
使い方
- 「USBIF4CW連携 for Logger32」の使用方法や更新履歴は、マニュアル「CoopL32.txt」をご覧ください。
ダウンロード
「USBIF4CW連携 for Logger32」 Ver. 1.00a (Aug. 22, 2013) [ダウンロード]
過去のバージョンはこちらからダウンロードできます。
Q & A
- USBIF4CWの設定はどのようにするのですか? 「USBIF4CW連携 for Logger32」でUSBIF4CWを使用するために特別な設定は必要ありません。まず、USBIF4CWとパソコンをUSBケーブルで接続し、パソコンにUSBIF4CWが正常に認識されているか確認してください。「USBIF4CW連携 for Logger32」をダウンロードして任意のフォルダに解凍し、実行ファイル「CoopL32.exe」を起動してください。Logger32のログ入力ウィンドウを見つけると連携動作を開始します。
- ファンクションに登録したメッセージが送出できません。Logger32のログ入力ウィンドウのMode欄を「CW」に設定してください。Logger32のMode欄が「CW」のとき、ファンクションキーの定型メッセージを送出する仕様にしています。「SSB」や「FM」など他のモードになっているとき、CW送出しません。モード違いで交信情報をログインしてしまうことを防ぐためです。なお、メニューから[ツール]→[オプション]で現れる設定画面でこの機能を無効にすることができます。
- CWメッセージのメモリバンク切り替えはどのようにするのですか? Logger32のログ入力ウィンドウ内で[Ctrl]+[Shift]+[F]を操作するか、USBIF4CW連携 for Logger32の画面内で[Shift]+[F]を操作すると「USBIF4CW連携 for Logger32」のCWメッセージのメモリバンクが切り替わります。操作をするたびに、Bank-A(応答[CQ]モード)に、チェックを外すとBank-B(呼び出し[S&P]モード)にそれぞれメモリバンクが切り替わります。
- 和文モールスはどのようにして送信するのですか? 半角カナを利用してください。キーボードのCtrlキーを押しながらCaps Lockキーを押すと半角カナで入力できるようになります。英語キーボードの場合はCtrl+Shift+Caps Lockです。もう一度押すと、元の入力に戻ります。和文の定型文にも対応しています。メッセージメモリに半角カナで登録してください。[Alt]+[K]のショートカットキーでも半角カナと半角英数を切り替えられるます。
更新履歴
Ver. 1.00a (Aug. 22, 2013)
- $R および $A マクロが展開できないバグを修正
Ver. 1.00 (Aug. 21, 2013)
- 一般公開バージョン