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特徴
・肢体不自由や車いすに乗った状態でも自分の力でボッチャができる、スイッチ操作型のランプ
・特別支援学校で導入しやすいよう、できるだけ安価なものを制作
・生徒の主体性を養う機会を支援する
ボッチャとは
障害者スポーツ
重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツです。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
障害によりボールを投げることができなくても、勾配具(ランプ)を使い、自分の意思を介助者に伝えることができれば参加できます。
競技は男女の区別のないクラスに別れて行われ、個人戦と団体戦(2対2のペア戦と3対3のチーム戦)があります。
引用:一般社団法人日本ボッチャ協会研究成果(2022/10/21)
左近山特別支援学校での評価実験
評価結果
・左右の操作時とボールの発射時に音が出るようなっており、今回の実験では音ありとなしの両方を体験してもらった。
・ランプについて、駆動部がランプの中央にあるためボールをセットするとバランスが取れなくなり動作が一定ではなくなってしまうことがある
・生徒の中には狙う場所が見えない人もいたので、それを解消する案が必要
今後の改良点
・カメラなどを付け、視力が悪い生徒でも目標に狙いを付けられるような工夫が必要
・音が出るのはよかったが、生徒によっては音がどこから出ているのかが、気になって操作に飽きてしまう
・肢体不自由の生徒以外でも物の因果関係がわからない生徒にはそれを学ぶためのおもちゃとしても機能する
研究成果(2022/7/8)
左近山特別支援学校での評価実験
・生徒が自分の力で操作することができるランプを作成
・できるだけ多くの生徒が使えるように操作は簡単なものにする
・障害の症状によってできることが違うため操作方法を複数用意する
実験評価
・全体的に楽しんでもらえた
・生徒同士で対戦形式のボッチャをやっている場面もあった
今後の改良点
・ボールを転がす強さを調節できないそれを解消するために発射台を動かす機能を実装する
・人によって障害の症状が様々なため、ターゲットを絞る必要がある
・全体的に動きが不安定なため、それを修正する