ESP32でLチカ

ESP32

Arduino IDE実行とスケッチ(ソースプログラム)

1.Arduino IDEの実行

・Arduino IDE.exeをダブルクリックして実行します。

2.環境確認

・上部メニューからツールをクリックし、2か所を確認します。

  • ボード:”ESP32 Wrover Module
  • ポート:”COM3″

*②のCOM3は、個々の環境によって番号が違います。

・デスクトップ画面左下にあるWindowsロゴの上で右クリックします。(Windows10の場合は)

Windows11の場合 :メニューが表示されるので、デバイスマネージャを選択して起動します。

Windows10の場合 :メニューが表示されるので、キーボードのMキーを押してデバイスマネージャを起動します。

・ポート(COMとLPT)左にあるアイコンをクリックすると一覧が表示されます。
・Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge(COM7)のCOM7部分が個々のシリアルポート番号です。

・①をクリックするとメニューが下に開くので、先ほど調べた「Silicon Labs CP210x USB to UART Bridge」のCOM?をクリックします。

・①に「esp32 wrover module」と入力し、下の②に表示された「ESP32 Wrober Module」をクリックします。
・③の「COM? Serial Port(USB)」をクリックしてから、右下の「OK」をクリックします。

3.スケッチ(ソースプログラム)を入力

・最初から入っているスケッチをすべて消します。

・下記のスケッチをコピーして貼り付け、穴あき部分を入力します。

void setup() {
  pinMode(           ,       );
}

void loop() {
  digitalWrite(           ,     );
  delay(1000);       
  digitalWrite(           ,     );
  delay(1000); 
}

4.ブレッドボードにLEDと抵抗を差し込む

・画像の様に、LEDは13に+(針金の長い方)を刺し、向かいに-(短い方)を刺します
・抵抗はGNDとその向かい側に刺します。

・実行サンプル(仮)

5.動作解説

・先ほど入力したスケッチにpinMode(13, OUTPUT);と書いた部分があります。

 pinModeとは、ピンの動作を入力か出力に設定します。
 13の部分には動作したいピン番号が入ります。
 OUTPUTと書かれている部分には入力(INPUT)か出力(OUTPUT)が入ります。

これを文字にすると「13番のピンを出力に設定」となります。

・次にdigitalWrite(13, HIGH);です。

 digitalWriteはHIGHかLOWを指定したピンに出力します。
 13の部分には動作したいピン番号が入ります。
 HIGHと書かれている部分にはHIGHかLOWがはいります。

これを文字にすると「13番のピンにHIGHを出力」となります、8行目はLOWを出力しています。

・続いてdelay(1000);です

 delayはプログラムを指定した時間だけ維持します。単位はミリ秒です(1000ミリ秒=1秒)

文字にすると「1秒間維持」となります。

・まとめるとこうなります。

6.定数・変数で定義

・回路を変更する度にスケッチの13を1つずつ全部修正するのは手間がかかります。
 defineで定義し、1か所書き換えるだけで全て変わるようにします。

#define LED_BUILTIN 13
void setup() {
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
}

void loop() {
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);
  delay(1000);       
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);
  delay(1000); 
}

・1行目に#define LED_BUILTIN 13を追加しました。
 こうする事で、LED_BUILTINと記述されている部分がすべて13という値に置き換えられます。