EzLogの動作設定をおこないます。
「表示」ページではEzLogの各ウィンドウの表示全般に関する設定を設定します。
「有効なバンド」で表示する周波数帯を選択します。表示しない周波数帯はチェックを外します。
「アシスタントの位置を固定」で表示位置を指定しておくと、ポップアップメッセージの表示位置を固定できます(初期設定:オフ)。メッセージウィンドウの左上の座標を指定します。初期設定ではパソコンのデスクトップの中央の値を指定しています。
「コンソールに地図を描画」をチェックしておくとコンソールウィンドウにマルチプライヤ取得状況を直感的に把握できる地図を表示します。チェックを外すと地図を描きません(初期設定:オン)。
「バンドマップ表示」でバンドマップウィンドウのバンドマップ情報を表示する時間を設定できます(初期設定:10分)。
「プロファイル」ページでは個人設定をしておきます。メッセージメモリやキャブリロフォーマットファイルの作成時に利用します
「コールサイン」は運用する無線局のコールサインを記載します。メッセージメモリの「$M」は、このコールサインに展開されます。
「県」に県ナンバを指定しておきます。メッセージメモリの「$V」は、ここで指定した文字列に展開されます。
「市郡区」に市郡区ナンバを指定しておきます。メッセージメモリの「$Q」は、ここで指定した文字列に展開されます。
オペレータ変更時にはzLog.opファイルを参照します。ファイルの内容は1行ごとに、オペレータ名、代表パワー符号、1.9MHz~10GHz&upまで16個のパワー符号の順です。16個のパワー符号は必須ではありませんが、きめ細かに設定しておくと運用中に変更する手間を省けます。記載方法は下記のいずれの書式でも構いません。
「カテゴリー」ページでは参加するコンテストごとの規約に合致するようにEzLogの動作を決定します。
「コンテスト」「バンド」「オペレータ」「モード」の各リストは目的のコンテストの部門に応じて選択します。
「コンテストナンバ」で送出するコンテストナンバを指定します。県ナンバ「$V」、市郡区ナンバ「$Q」、パワー符号「$P」などを組み合わせて指定します。もちろん「25」などと直接指定しても構いません。
「TX#」はEzLogを起動したパソコンを区別するために指定するもので、すべての交信データに記録されます。ネットワーク接続特にはサーバによって自動的に書き換えられますので、特に意識しなくても構いません。
DATファイルを直接指定する場合は「EzLog.ini」ファイルに直接、記述します。
「メッセージメモリ」ページでは電信と電話それぞれについて、A(CQモード時)とB(S&Pモード時)で8種類ずつ、合計16種類を設定できます。
WAV-A/B(電話)で記載した文字列はメインウィンドウの「メッセージメモリバー」に表示されます。実際にボイスメモリとして再生する音声ファイルは「wav」フォルダ内に格納しておきます。ファイル形式は「WAV」で、音声のクオリティに制限はありません。オペレータごとにWAVファイルを用意しておけば、複数のオペレータで運用する際にもコンソールでオペレータ変更するだけでボイスメモリ機能を利用できます。例えば、オペレータ名を「CBR」とする場合、CBR_F1CQ.WAVからCBR_F8CQ.WAVおよびCBR_F1SP.WAVからCBR_F8SP.WAVの合計16種類のボイスメモリを利用できます。
CWマクロとして、$M(自局コールサイン)、$C(相手局コールサイン)、$X(送信コンテストナンバ)、$V(県ナンバ)、$Q(市郡区ナンバ)、$P(パワー)、$R(送信RST)を利用できます。
「190[ANO]」ではCW運用時に数字「1」「9」「0」を省略する方法を指定します(初期設定:ANO)。
「インタフェース」ページでは、無線機、CWインタフェース、ネットワーク設定などをおこないます。
「無線機」リストの中からコントロール対象の無線機を選択します。「接続」リストで無線機を接続しているポートを「COM1」から「COM9」から選びます。「COM0」を選択するとI/Oポートを開きません。「速度」でパソコンと無線機が通信するボーレートを指定します。リグコントロール機能を利用できる無線機とその機能などは「ウィンドウ->バンドマップ」の「付録」にある表を参照してください。
「PTTコントロールする」をチェックしておくとリグコントロール機能でもPTT制御できます。PTT制御端子が装備されていない無線機では便利です。また、外部PTT制御インタフェースをアンプのスタンバイ制御など他の用途に利用できるようになります。「CWではしない」をチェックすると電話でPTT制御する場合でも電信ではフルブレークイン運用するようになります。
「動作ログを残す」をチェックすると、リグコントロールの動作ログをファイル書き出します。ログファイルは「system」フォルダ以下に保存されます。ファイル名は YYmmDDHHMMr.log 形式 (YY=年、mm=月、DD=日、HH=時、MM=分) です。0.5秒に1行ずつ情報が増えますのでファイル容量に気をつけてください。次回、無線機を接続した時点から有効になります。
「CW送信速度」は5~50WPMの範囲で指定できます。コンソールウィンドウとキーイングボードからも変更できます。USBIF4CW Ver.1使用時には短長点は好みの長さに指定できます。「PTTコントロールする」をチェックするとお好みの前後ディレイでUSBIF4CWのPTTポートからPTT制御信号を発生させられます。このディレイタイム(ms)はリグコントロールでのPTT制御でもそのまま利用されます。「パドルリバース」および「サイドトーンを発生」は運用スタイルに応じて選択してください。
「CW優先度」はCW送信機能のプライオリティを0~3の4段階で指定できます。USBIF4CW Ver.1を使用する低速なパソコン環境などでは優先度を上げてみてください。符号の乱れが軽減される場合があります。
「その他」ページでは、次の設定をおこないます。
「コンソールの特殊キーに「TAB」を加える」をチェックすると、コールサイン入力欄で「Enter」を押下したのと同様の動作をします。