EzLog Manual (Bandmap Window)

バンドマップ

他局の運用情報をバンドマップとしてメモできます(リグコントロールしているとき)。S&P運用形態のときや、マルチプライヤ探索ステーションと情報を共有するときなどに利用できます。

リグコントロール機能を利用すると0.5秒ごとに無線機と通信してVFO情報を読み取るので、ほぼリアルタイムに無線機の情報を取得できます。EzLogからPTT制御している間はリグコントロール機能はOFFになります。これはCOMポートの通信によるノイズを防ぐためです。

ウィンドウ表示

バンドマップウィンドウ

バンドマップウィンドウは、タイトルバー、運用周波数/モード表示部、バンドマップ表示部、ステータスバー、から構成されています。タイトルバーには制御中の無線機の形式を表示します。

運用周波数/モード表示部には無線機のVFO情報を取得して表示します。周波数表示をマウスで左クリックすると、それぞれのVFOへ切り替わります。メインVFOとサブVFOがある機種ではVFOが入れ替わります。機種によっては1つのVFOのみしか表示されない場合があります。詳しくは表1を参照してください。

ステータスバーには、無線機を接続しているCOM番号と通信速度を表示します。リグコントロール対応機種は表1にあるとおりです。

使い方

コンソールウィンドウでコールサインと受信コンテストナンバを入力した状態で「Ctrl」+「N」を押下すると、バンドマップウィンドウに新規バンドマップ情報を記録します。バンドマップ情報をダブルクリックすると、その周波数とモードを無線機へセットして、コンソールのコールサインおよびナンバ欄へ情報を取り込みます。ネットワーク接続している場合は、他のノードとも情報を共有できます。マルチプライヤ探索ステーションと協調作業することが可能です。

設定

[設定]バンドマップ

バンドマップウィンドウの表示を変更するには「編集->設定->表示」で設定します。

バンドマップ情報の表示時間は「バンドマップ表示」で変更できます(デフォルト:10分)。

「運用中のバンドのみ受け取る」をチェックしておくと、ネットワーク経由のバンドマップ情報のうち、運用中のバンドの情報のみを表示するようになります

[設定]無線機

コントロール対象の無線機を「無線機」リストの中から選択します。無線機を接続しているポートを「COM1」から「COM9」から選びます。「COM0」を選択するとI/Oポートを開きません。「速度」でパソコンと無線機が通信するボーレートを指定します。リグコントロール機能を利用できる無線機とその機能などは表1を参照してください。

リグコントロールでPTT制御できます。「PTTコントロールする」で有効/無効を変更できます。「CWではしない」をチェックすると電話でPTT制御する場合でも電信ではフルブレークイン運用するようになります。

「動作ログを残す」をチェックすると、リグコントロールの動作ログをファイル書き出します。ログファイルは「system」フォルダ以下に保存されます。ファイル名は YYmmDDHHMMr.log 形式 (YY = 年、mm = 月、DD = 日、HH = 時、MM = 分) です。0.5秒に1行ずつ情報が増えますのでファイル容量に気をつけてください。

その他

無線機の接続設定メニューはバンドマップウィンドウからも表示できます。VFO表示の右のマウスカーソルが矢印になる部分でマウスを右クリックしてください。

付録

表1: 対応無線機と利用可能な機能

無線機
通信速度*1
PTT制御
VFO表示
VFO選択
RITクリア
FT-1000MPシリーズ
4800
O
A/B
A/B
O
FT-1000(FT-1021*2)
4800
O
A/B
A/B
O
FT-920
4800
O
A/B
A/B
O
FT-847
4800
O
運用VFOのみ
X
X
FT-100
4800
O
A/B
A/B
O
FT-817/857/897
4800
O
運用VFOのみ
A/Bトグル
O
TS-950
4800
O
A/B
A/B
O
TS-850
4800
O
A/B
A/B
O
TS-450/690
4800
O
A/B
A/B
O
TS-790
4800
O
A/B
A/B
O
TS-2000
4800
O
A/B
A/B
O
TS-480
4800
O
A/B
A/B
O
IC-780
1200
O
A/B
A/B
O
IC-910
1200
X
A/B
A/B
X

凡例 O:対応済み X:機能なし -:未対応または不明

*1: デフォルトの通信速度(Baud)です。詳しくは無線機の取扱説明書を参照してください。

*2: 動作しない場合はメーカで最新ファームに交換してください。


usbif4cw@nksg.net